使い方
問題 → どういう問題? → 解き方ステップ → 答え
大問1の(1)〜(8)を、学習用に見やすく並べたHTMLです。公式問題の数値・条件に合わせて、解き方をカード形式にしています。
01 大問1(1) 文字式の計算
基本計算問題
次の計算をしなさい。
これはどういう問題?
分数・割り算・かっこの2乗が混ざった文字式の計算です。
小技:一気に暗算せず、係数、a、bを別々に見るとミスが減ります。
解き方
STEP 1 割り算を逆数のかけ算にする
「÷」の後ろ全体を逆数にします。
STEP 2 かっこの2乗を計算する
マイナスも2乗されるので、符号はプラスになります。
STEP 3 まとめて約分する
= 16a4b28a2b
= 2a2b
答え
2a2b
02 大問1(2) ルート計算
上へ問題
次の計算をしなさい。
これはどういう問題?
平方根の計算です。前半は「和と差の積」、後半は「ルートを簡単にして割る」問題です。
解き方
STEP 1 前半を公式で計算する
STEP 2 √27を簡単にする
STEP 3 前半と後半を足す
答え
1 − 2√3
03 大問1(3) 二次方程式
上へ問題
二次方程式を解きなさい。
これはどういう問題?
x+9 が何度も出てくる二次方程式です。まとまりを1文字に置きかえると簡単になります。
小技:同じかたまりが2回以上出たら、置きかえを疑います。
解き方
STEP 1 かたまりを置く
y = x + 9 と置くと、式が短くなります。
STEP 2 因数分解する
よって、y = 2, 4 です。
STEP 3 xに戻す
x + 9 = 4 → x = −5
答え
x = −7, −5
04 大問1(4) 標本調査
上へ問題
12000個の卵から80個を無作為に抽出した。重さが58g以上の卵は全体で何個くらいか推定する。
| 卵の重さ | 度数 |
|---|---|
| 40g以上 46g未満 | 3 |
| 46g以上 52g未満 | 7 |
| 52g以上 58g未満 | 16 |
| 58g以上 64g未満 | 27 |
| 64g以上 70g未満 | 18 |
| 70g以上 76g未満 | 9 |
| 合計 | 80 |
これはどういう問題?
標本の割合を使って、全体の個数を推定する問題です。
小技:「標本の中で何割か」→「全体にも同じ割合くらい」と考えます。
解き方
STEP 1 58g以上の度数を足す
STEP 2 標本の中での割合を出す
STEP 3 全体12000個にかける
答え
8100個
05 大問1(5) 平方根と四捨五入
上へ問題
自然数 n について、√n を小数で表し、小数第1位を四捨五入すると7になる。最も大きい n を求める。
これはどういう問題?
これは、√nを直接計算する問題ではなく、先に「四捨五入される前の範囲」を決める問題です。
小技:四捨五入して7になる数は、6.5以上 7.5未満。7.5は四捨五入すると8になるので入れません。
解き方
STEP 1 「7になるゾーン」を作る
小数第1位を四捨五入して7になるのは、6.5から7.5の手前までです。
ここから入る
7の中心
ここは入らない
STEP 2 平方根を外すために、全部2乗する
√n が6.5以上7.5未満なので、3か所すべてを2乗します。
√n の範囲
6.5 ≤ √n < 7.5
全部2乗
n の範囲
42.25 ≤ n < 56.25
42.25 ≤ n < 56.25
STEP 3 自然数だけを並べて、一番大きいものを選ぶ
n は自然数なので、小数ではなく整数だけを考えます。
42.25以上56.25未満に入る自然数
56.25より小さい自然数の中で、一番大きいのは 56 です。
よくあるミス
× 7.5も入れる
7.5は四捨五入すると8。だから 7.5未満。
× 答えを56.25にする
n は自然数。小数は答えにならない。
× 42も入れる
42は42.25より小さい。最初の候補は43。
答え
56
06 大問1(6) 余事象で確率
上へ問題
円盤の情報
表が白色、裏が黒色の円盤が6枚ある。
上を向いている面の色は、左端から
白、黒、白、黒、黒、白
の順に並んでいる。
カードの情報
1から6までの自然数が書いてある6枚のカードが箱に入っている。
その中から2枚のカードを同時に取り出す。
小さい方の数を a、大きい方の数を b とする。
操作
図の6枚の円盤について、左端から数えて a枚目からb枚目まで のすべての円盤を裏返す。
求めるもの
上を向いている面の色が
白色である円盤が2枚以上連続して並ぶ確率
を求める。
ただし、どの2枚のカードが取り出されることも同様に確からしい。
これはどういう問題?
全部の組み合わせは15通りあります。直接「白が連続する場合」を数えてもよいですが、今回は「白が連続しない場合」を数える方が少し楽です。
小技:求めたい場合が多そうなら、反対側を数える。これが余事象です。
解き方
STEP 1 全部で何通りか
6枚から2枚を選ぶので、全部で15通りです。
STEP 2 白が2枚以上連続しない場合を数える
調べると、白が連続しないのは次の4通りだけです。
| 取り出すカード | 裏返した後 |
|---|---|
| (1, 3) | 黒・白・黒・黒・黒・白 |
| (1, 4) | 黒・白・黒・白・黒・白 |
| (3, 4) | 白・黒・黒・白・黒・白 |
| (5, 6) | 白・黒・白・黒・白・黒 |
STEP 3 余事象で求める
答え
1115
07 大問1(7) 2けた整数
上へ問題
aは2けたの自然数。bは一の位が0でない2けたの自然数。cはbの十の位と一の位を入れかえた数。条件「a = c − b」と「aの十の位と一の位の積がb」を同時に満たすaをすべて求める。
これはどういう問題?
2けたの数を文字で表す整数問題です。入れかえ問題では、十の位と一の位を文字にするのが定番です。
小技:2けたの数は「10×十の位+一の位」で表します。
解き方
STEP 1 bを文字で表す
bの十の位をx、一の位をyとします。
c = 10y + x
STEP 2 a = c − b を計算する
aは2けたなので、aは9の倍数です。
STEP 3 aの候補をしぼる
一の位の差からできる2けたの9の倍数は、次の候補です。
STEP 4 「aの各位の積 = b」でチェックする
| a | aの各位の積 | b | c−b | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 18 | 8 | 条件外 | — | × |
| 27 | 14 | 14 | 41−14=27 | ○ |
| 36 | 18 | 18 | 81−18=63 | × |
| 45 | 20 | 20 | 02−20は不可 | × |
| 54 | 20 | 20 | 02−20は不可 | × |
| 63 | 18 | 18 | 81−18=63 | ○ |
| 72 | 14 | 14 | 41−14=27 | × |
答え
27, 63
08 大問1(8) 座標と関数
上へ問題
関数 m: y = 89x2 と、直線 ℓ: y = −13x + 1 がある。Aはm上でx座標3、Bはℓ上でx座標−3。Cは直線AB上の点でx座標をt、Dはℓ上でx座標t。Eはm上でy座標がBと同じで、x座標は正。CD = BE のときのtを求める。
これはどういう問題?
座標を1つずつ求めて、長さの条件 CD = BE を方程式にする問題です。
解き方
STEP 1 AとBの座標を出す
B: y = −13 × (−3) + 1 = 2 → B(−3, 2)
STEP 2 直線ABの式を出す
A(3,8)、B(−3,2)を通る直線です。
よって、直線ABは y = x + 5
STEP 3 CとDの座標をtで表す
D(t, −13t + 1)
CとDはx座標が同じなので、CDはy座標の差です。
= 43t + 4
STEP 4 Eの座標からBEを求める
Eはm上で、Bと同じy座標2です。
x2 = 94
x > 0 より x = 32
BE = 32 − (−3) = 92
STEP 5 CD = BE で方程式にする
43t = 12
t = 38
答え
t = 38
プリント用:大問1 問題だけ
令和8年度 大阪府 公立高校入試 数学C
大問1 練習プリント
名前:
(1)
次の式を計算しなさい。
12a2b ÷ 4a × 2b3
(2)
次の式を計算しなさい。
√12 − √27 + 1
(3)
2次方程式を解きなさい。
x2 + 12x + 35 = 0
(4)
ある池にいる魚の総数を推定するために、魚を捕まえて印をつけて池にもどした。 その後、再び魚を捕まえて、印のついた魚の割合から池全体の魚の数を推定する。 条件にしたがって、池にいる魚の総数を求めなさい。
(5)
ある正の数の平方根を小数第1位まで求めたところ、四捨五入して 7.5 になった。 このような整数を求めなさい。
(6)
表が白色、裏が黒色の円盤が6枚あり、上を向いている面の色は左から 白、黒、白、黒、黒、白 の順に並んでいる。
円盤
カード
6枚のカードから2枚を同時に取り出し、小さい方を a、 大きい方を b とする。 左端から数えて a枚目からb枚目まで のすべての円盤を裏返す。 白色の円盤が2枚以上連続して並ぶ確率を求めなさい。
(7)
2けたの自然数について、十の位と一の位を入れ替えた数との差など、 条件を満たす自然数を求めなさい。
(8)
関数 m: y = 89x2 と、 直線 ℓ: y = −13x + 1 がある。 図のように点A, B, C, D, Eをとる。 CD = BE となるとき、点Cのx座標 t を求めなさい。
答えを書くところ
答え一覧
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| 番号 | 答え |
|---|---|
| (1) | 2a2b |
| (2) | 1 − 2√3 |
| (3) | x = −7, −5 |
| (4) | 8100個 |
| (5) | 56 |
| (6) | 1115 |
| (7) | 27, 63 |
| (8) | t = 38 |
出典:大阪府ホームページ掲載「令和8年度一般入学者選抜 学力検査問題及び採点資料等」数学〔C問題〕・採点資料をもとに、個人学習用として問題条件を整理し、解説を作成。